たねなしプルーン

徒然なるままに

登山下山

いよいよ夏の終わりが目を細めるとうっすらあちらに見えてきました。

 

気温もそうだし、街を行く人々も、空気でさえからも今年の夏は働いたと声が聞こえてきて

カレンダーをふと見ると8月は終わっていて、本日ここに9月1日が9月の始まりを声高らかに

空は一面曇り空で今にも降り出してきそうな雨が夏の終わりを加速させるのではなかろうか。

 

部屋には、僕の部屋には花が飾ってある。部屋に花があるなんて初めてだけれど、それは良いものだなと思う。空間を彩ってくれる力がある、パウワーを感じる。

 

僕は花瓶なんて持ち合わせてなかったから、2リットルペットボトルで即席花瓶をつくったんだ。枯らせたくなかったんだ、少しでも長生きをしてほしいな。

 

こんなに綺麗だと花にすり寄りたくなる気持ち、そこはかとなく分かるよ。花の蜜、甘い蜜に寄って酔って依って。

小学生の時下校中、紫色の小さな花の蜜を友達と一緒に甘い、うまいだ言いながら吸っていたのを思い出した。でも今は吸わないなあ、見当たらないなー。

 

僕が自分からお花屋さんに赴いてこの花を家に持ち帰ったわけではなくて、これは人から頂いたお花。

 

昨日、僕たちは舞台に立った。これはその際見に来て下さったある人から頂いたお花。

花を頂く機会なんて今まで生きてきた中でそんなに多くなかったからとても驚いた、そして素直にすごく嬉しかった。そのお心遣いが素敵、粋。

 

その舞台は昨日8月31日に開催した、8月最後の日、夏休み最後の日みたいだ。って言って決めたんだ。それが終わった、いよいよ終わって始まる。2学期。

 

 

夏休み明けはみんなちょっとだけ別人に見える ?

いやいや変わってないさ同じさ同じ

別人に見えるんじゃなくて、別人なんじゃないの?

2か月もあったら変わるさ、変わんない方がおかしいさ

黙れよ定点、定点カメラが

お前の場合は「夏休み」明けない方が良かったんでね?

休み前の方が身の丈に合ってたよ

減らず口だね、お前も

身長は伸びたさ

身体的な問題じゃないの

だってオーバーサイズのTシャツがインナーだよ

それは確かに身の丈に合ってる。

 

明けて弾む会話、自らの変化と他の変化を右目左目開いて瞑って確かめて。

 

関係ないわよ、そんなこと。話ができない、あなたとは?

いえいえ、それは違います。話はできます、誰とでも。

ただただ、何も生まれずに。君の瞳の中に、僕は見る。

飼いならされた、そりゃ、獏だねぇ。

 

多いんだなぁ、けっこう多いんだなぁ。ダメなんだなぁ。これは。

気を付けるべし、律するべし。

 

あらあらあいつそういや、夏休み明けても来ないじゃん。

どうしたんだろうな

どうもこうもねえよ、知らねえのか?

なになになに、前から何だかおかしなやつだとは思ってたけど

まさか

そのまさかなんじゃない?

どこどこ?

雲の上らしいよー

はぁ?

悪化だなこりゃ、おう悪化だわ

いやいや地上から雲の上じゃん、そりゃあ

上昇か!

上昇だ!上昇

だから見えないんだなぁ、見えなくなっちゃったんだなぁ

上昇は悪化なの?

悪化は上昇なの?

知らんけど、とにかく!あがっていっちゃったの

だな、だってもう見えないもん。

たまに見えるのは

あれは降りてきてくれてんだろうなぁ

登山下山だよ

 

 

さぁさぁ8月31は明けたよ、下山。

 

登山だよ登山、上がっていくんだよ。f:id:iwaiyuke:20180901160906j:image