たねなしプルーン

徒然なるままに

「お初」はそうしていつも夢の中

もう21時30分です、本日も残り時間少ないところです。

ただどうしても書き残しておきたい事があるのです。

 

今朝起床。久しぶりに夢を見ていました。

それも「ド下」の夢を。

 

トザイトーザイ

物語は僕が初めての「風俗体験」をするという決断から始まります。

何故、その店を選んだのかは分かりませんがたくさんあるお店の中から僕は「熟女、ぽっちゃり」と看板で謳った店に吸い寄せられるように入店。

 

そんなこんなで僕の目の前にいた女性は、今から「快楽」という果てしないゴールを目指して一緒に歩んでいくとは思えないような風貌でした。

 

鳴らした覚えもない、鳴らしてと頼んだ覚えすら微塵もないゴングの音がさほど遠くないところで静かに鳴り響きました。いつの間にかリングにあがってしまったようでした。戦意を携えてもいなかったので喪失したものは戦意ではなく僕の中の大事な何かでした。

 

経緯は曖昧でも、きっとこの女性を選んだのは僕です。

腹を括り、いよいよ始めました。いつもなら楽しい暗中模索も「箱の中身はなんだろな」からウキウキをひいた、そんな感情でした。絶望に似たそれより酷いものでした。

 

唇はみたことないくらいカサカサでした、いやガサガサしてました。

ぽっちゃりとデブの狭間とかではなく完全なる後者であり、愛嬌のないわがままボディでした。

 

結果的にはゴールにたどり着くことができず、制限時間を終えました。

するとその女性は先ほどまでの対応と打って変わり、ただただ対応の悪い態度の悪いデブになり下がりました。出ないなんて意気地なし、しょうもない男だと言わんばかりの目でこちらを見てきていました。

 

帰り際にみぞおち2発くらいいっとけばよかったなと思いました。夢の中だけれども。

 

夢の中とはいえど、これで帰れるはずもなく2軒目へ。

ココが凄かった。受付をすまして地下にエレベーターで行く仕組みの店で、階が下がれば下がるほど高級なお嬢が待ち受けています。

 

男ならよぉ男なら。

有り金全部はたいてでも一番下だろうよ、と一緒にエレベーターに乗っていた「あれ、この人は人生を卒業するつもりかな」という感じの中年男性に言われました。

 

周りの人がどんどん僕より先にニヤニヤしながら下りていく中、エレベーターは遂に一番下まで辿りつき残っていたのは僕とそのおじさん。

 

扉を抜けると僕は未知と遭遇しました。

そこには天井からたくさんの女性がつるされていました。どういうことだと思いましたが間もなくお店の人が来て僕も同じようにワイヤーでつるされました。

 

つまりこの階の仕組みは天井からワイヤーでつるされている女性の中から自分の気に入った子のところへ自らが辿りつくことができ値段交渉などなど成立したらば2人そろって床に降ろしてもらい事をおっぱじめる事ができるというものでした。

 

谷を上り峠を超えてとうとうお頭へたどり着いたかと思い、ウキウキ空中遊泳の始まり。すると見たことあるような顔の女性ばかり。なんとこの階、現役アーヴィー女優がうようよいたのです。そんな中一際輝く女性が隅にいました。

僕の画面の中のエンジェルがいました、実在はしない夢の中で生きる有名女優でした。

 

君に決めた!!

 

交渉成立!

 

そうして地上に舞い降りた僕ら。開始。

 

まだ天空で待機中の天使が茶々を入れてきます。「その子今日はまだゴールまで行ってないんだよ、情けない男ばっかに指名されちゃってあんた耐えなよ~」と。正直はち切れそうでしたが踏ん張りました。

 

たった20分の時間、財布は空っぽになりました。それでも男の中には満たされたものがある事をしっかりと噛み締めました。

 

そこで呼び起されたように、目が覚めてしまいました。

これならずっと見てられるじゃねえか、もっと見せてくれよと悪態をつきながら僕の11月12日は始まりました。

 

こうして僕の「お初」はいつも夢の中。

でも願ってた事が叶う事っていつなんどきでもどんな事でも「あれ、こんなもんだっけか」と思ってしまうこと、あるよね。

 

そうして夢の中でも、現実でも僕の「お初」はいつも夢の中。

 

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