カルチャー日記:日本の結界 陰陽師が明かす秘密の地図帳 book
2018.09.30 sun
方位!定礎!結!滅!
僕にとって懐かしい思い出深い漫画のひとつである「結界師」を思い出しました。
うわ、懐かし、読みた、読も。
ページをめくる手が止まらないわけですよ、そりゃあ民俗風習風俗妖怪に心惹かれ続けてきた僕にはどストライクの一冊であったわけです。
著者は陰陽道の術の大家である安倍晴明の末裔であられる安倍成道さん。この方は安倍晴明の血を継ぐ「水の家系」第27代陰陽師なのであります。
聖なるものを守り、邪なものを断つ結界。実は意識してないだけで我々の生活の中にもごく普通に結界は存在するらしい。例えば食事における「箸置き」、これも一種の結界だと。
うーん楽しい!凄く興味深い!
五感による知覚として視覚から得る情報は八割近いらしい、言い換えれば人間にとって見えるものっていうのはとても重要なものだと。
でも妖怪だとか結界っていうのは全ての人々が見えるものではないよね、だからこそ少しいかがわしくも感じる。
この世界にはきっと科学的には証明しきれない事、非科学的な事は存在する。僕ら人間にとって目に見えるものや、科学的な証明が施されているものだけで世界は構成されてるわけではないんだなー。宗教だとかお祭りとかもそうだし。
僕らが知らないだけで、陰陽師や宗教における儀式や皇室での祭祀、例え科学的に説明出来なかったりする行為が行われてきたからこそ我々は今こうして生活できているんだろうなと本当に感じる。
それにしても安倍晴明は本当に超人だな、当時の平均寿命の二倍近く生きて、本宅とは別に五人の側室もいて、それぞれに家庭も持ってモテモテだし、「英雄色を好む」とはよく言ったもんだなー。晴明の張った結界は1000年近く経った今でも全然弱まってないらしい、しかも一人で張ったらしいよ、今の陰陽師も完璧すぎて触れないらしい。こんなのかっこよすぎん?
星の王子さまだねー、大切なものは目に見えない。
一理あり!
あー、すっごい面白かったなー
今度は播磨より西について知りたいな
キーワードは蘆屋道満!これまたそそる名前だねぇ。